社団HPをご覧頂きありがとうございます。
このHPでは社団の活動を中心に情報の発信をさせて頂きます。
社団の活動により多くの方々の支援が出来ます様、努めさせて
頂きます。その中でまず代表である私のお話をさせて頂きます。

私はトランスジェンダーです。

私たち当事者は幼少期より、周りの友達や大人達とはまるで違い、
自身の認識する性別と生まれた性別が一致せず、
自分自身の性別に悩み、孤独感に苛まれ同じジェンダー問題を抱える人との出会いも無いため自力で様々なサイトを調べたり、
出会いアプリを駆使するなどしながら、相談できる当事者の
先輩を探す、もしくはメディアから得られる情報で学んだことから
必死に自分の性とはなんなのか、と幼い頃から
自身と向き合いながら生きています。

全ての人間が様々な性格を持つように、トランスジェンダーの
私たちも人によっての自己認識の時期に個人差はあるものの、
ほとんどのトランスジェンダー(MTF)は
10代での二次性徴からの急速な男性化にとまどい、
毛が濃くなり、声が低くなる、身体が男性的になる等20代でも
男性ホルモンの影響から一日一日身体の男性化が進むことに
抵抗を感じ、性転換という手段を一日でも早くとりたいと
焦りを覚えます。
身体や戸籍を変更するには多額の現金が必要であり、
簡単には難しく、苦しい気持ちと闘いながら前向きに生きている
当事者を私は多くみてきました。
自身もそうだったのでその気持ちは痛いほどわかります。

そのなかでわたしが大きく違和感を感じたのが、日本国内で
手術を受けられる選択肢が非常に少ない、
むしろゼロに近いことでした。
世界を見ても、性転換手術を受けられる(受け入れている)
国はタイのみであり、技術も圧倒的に高い水準として
知られているために世界中のトランスジェンダーが
タイを目指しますが、私は日本でも性転換手術を受けられる
施設をつくることを目標にして活動をはじめたいと考えています。